MX Linux 21.2.1が公開されたのでフルーガルインストールしてみました!


MX Linuxの質素なインストール(フルーガルインストール)には、次のような利点があります。

1 インストールするスペースが節約されます。HDD へのインストールは通常 ISO の4倍ですが、質素な場合は ISO のサイズですみます。

2 ハードドライブへの質素なインストールは、高速です。

3 インストールメディアを作成する必要がありません。





フルーガルインストールできると、インストールメディアを作成しなくてすむので便利です。


それだけじゃなく、インストールする領域も少なくてすむし、OSの実行速度も速くなる。さらに、まるごとバックアップするのも簡単になります。


軽量Linux MX Linux 21.2.1をフルーガルインストールする!


MX Linux を LXDE化したいので、僕は、MX-21.2.1_fluxbox_386.iso をダウンロードしました。

もちろん、64bit版の MX Linux をダウンロードしてもかまいません。

インストールの方法はまるっきり同じです。

どうも、僕は32bitのOSに愛着があり、良くインストールします。

僕は、なぜか32bitのOSが好きなのです。古いコンピューターでも動作するのはもちろんですが、次々と新しいものを使うという考えが、あまり好きではないのです。

***事前に用意するもの***

1 X-21.2.1_fluxbox_386のiso ファイル LXDE化が目的なら MX Linuxのfluxbox版をダウンロードしてください。

2 puppy linux 僕は DPupStretch 7.5 を使用しました。(ダウンロードしたISOの内容をみることができ、ブート環境を整えることができれば何でも良いです。)

3 USBで使いたい場合はUSBメモリー。内部のハードディスクなどにインストールする場合は必要ありません。







インストール方法


1 USBメモリーにインストールする場合はUSB3.0メモリーを選びましょう。

USB3.0メモリーは下位互換ですが、3.0非対応PCでも2.0を使うより確実に起動やシャットダウンが早くなるので3.0が有る場合は3.0を使った方がいいと思います。

僕は、puppy linux で MX-21.2.1_fluxbox_386.iso をダウンロードしました。

SourceForge からダウンロードしましょう。

https://sourceforge.net/projects/mx-linux/files/Final/

Fluxbox フォルダーを選択します。




MX-21.2.1_fluxbox_386.iso をダウンロードします。

もちろん、MX-21.2.1_fluxbox_x64.iso をダウンロードしてもかまいません。その方が一般的ですね。

2 ダウンロードしたisoをpuppylinuxでクリックします。







ここで必要なのは antiX フィルダーの中身だけです。

antiXの中身だけを適当なフォルダー名をつけてext4でフォーマットしたUSBにコピーします。

僕は、MX-21.2.1-LXDE-386 としました。

僕はマルチブート環境にしているので、いろいろなOSが混在しています。




MX-21.2.1-LXDE-386 フォルダーの内容です。




以上で下準備は終了です。

2 次にGrud4Dosでbootローダーを作成します。

title Linux MX-21.2.1-LXDE-386 (sdb3/MX-21.2.1-LXDE-386)
uuid f652252c-a60d-4979-94a2-28f7ad1c939a
# kernel /MX-21.2.1-LXDE-386/vmlinuz root=/dev/sdb3 ro(これはいらない一行です。)
kernel /MX-21.2.1-LXDE-386/vmlinuz quiet root=/dev/sdb3 bdir=MX-21.2.1-LXDE-386 lang=ja_JP tz=Asia/Tokyo persist_static
initrd /MX-21.2.1-LXDE-386/initrd.gz

HDDの場合はkernel行のroot=/dev/sdb3をbdev=sda3(パーテンションは任意)にしてください。

ここで、uuidは ターミナルから blkid などのコマンドで調べることができます。




再起動して、MX-21.2.1-LXDE-386 を起動しましょう。

最初の起動時にrootfsとhomefsのサイズを聞かれますが、両方ともデフォルトでいいと思います。

僕は、4GBくらいにしました。

起動すると、 MX-21.2.1_fluxbox が立ち上がります。

3 LXDE インストール

LXDE のインストールは、MX Linuxの便利なパッケージインストーラーを使用して行います。

LXDE を選択

デスクトップ一覧の中からLXDE を選択します。それだけで依存関係がすべて選択されます。




LXDE をインストールしていきます。

LXDE へ切り替え

インストールが終わりましたので、早速これからデスクトップを fluxbox から LXDE へ切り替えましょう。

ログアウト・ログイン

ログアウト / ログインで LXDE へ切り替わるはずです。環境により、デフォルトが LXDE になっていない場合は、上部ツールバーの青い4本線アイコンから明示的に LXDE を選択します。

ログインすると、LXDE が立ち上がりました。壁紙はお気に入りのものに変更しています。




LXDE は、スッキリとして、MX Linuxのデフォルトのメニューのように右にいったり左にいったりしなくて良いので、目的のものを探しやすい感じがします。



日本語入力の設定


そのままの Fluxbox 版をLXDE へ入れ替えた方は日本語入力の設定をしておかなければいけません。やることはパッケージインストーラーの言語から「Japanease_Input_fcitx」を一つ入れるだけで完成です。

MX Linux は言語設定が簡単ですね。




これで、MX Linux LXDE版が完成です。

使い勝手がすごくいいですよ。

ぜひ、MX LinuxのLXDE化に挑戦してみてください。