open.Yellow.os って何?日本語環境に最適なLinuxディストリビューションを徹底解説!


open.Yellow.os は、日本で開発中の Debian GNU/Linux ベースの Linux ディストリビューションです。しかも、世界で人気第一位のMX Linux をベースに開発されているので、フルインストールはもちろんのこと、フルーガルインストールもできてしまいます。

僕自身も、フルーガルインストールの手軽さと、OSのまるごとのコピーが簡単なので、利用させてもらっています。

この記事自体も「open。Yellow.os」で作成しています。

さて、「open。Yellow.os」は、日本語環境に重点を置いており、インストールするだけでに日本語表記、日本語入力ができるようになっています。

日本語入力に関しては、ibus-mozc が採用されています。

日本のイノベーションを復活させることを目的としていて、最新版は「open.Yellow.os 23.02 RC1 dandelion」 で、2023年2月17日にリリースされました。

RC1と言えども安定して使用できています。




僕は、少し暗めの背景が好きなので、変更しています。









open.Yellow.os は日本で開発中のDebian GNU/LinuxベースのLinuxディストリビューションなので、日本語でインストールできて、起動すると日本語環境が整えられているから、楽ですよ。


open.Yellow.os をフルーガルインストール


open.Yellow.os は、先程も述べたように、Linuxベースのオペレーティング・システムで、自由、冒険、挑戦を求める人向けに作られました。

フルーガルインストールとは、他のOSがインストールされているパーティションに同居させることのできるインストール方法です。

さらに、一つのフォルダーの中にOSのすべてをインストールできるので、管理が楽です。現在のOS環境のバックアップをとったり、他のメディアにコピーするのもフォルダーをドラッグ・ドロップするだけです。

もちろん、ユーザーがあとから追加したアプリケーションやデーターはシステムと完全に分離されているので、OSを初期状態に戻すのもいたって簡単です。

open.Yellow.os のフルーガルインストールの方法は以下の通りです。♪


1. open.Yellow.os の公式サイトからISOイメージをダウンロードします。




公式サイトは下記になります。

https://sites.google.com/view/open-yellow-os

2. ダウンロードしたISOイメージをISOファイルの内容を表示できるOSなどで開いて、antiXのフォルダーだけをUSBメモリやHDDなどにコピーします。

僕は、この作業にはいつもPuppyLinux(DpupStretch 7.5 CE)を使っています。




iso ファイルをクリックすると下記のようになります。

先ほどもいったように、必要なのは antiX のフォルダーだけです。




antiXのフォルダーをインストールしたいメディアにコピーするだけで作業は完了です。

3. 後は、ブートローダーをインストールして、USBメモリやHDDから起動します。

grubのメニューエントリーは簡単に次のようになります。

menuentry "open.Yellow.os"{
set root='(hd0,5)'
 linux /antiX/vmlinuz bdev=sda5 pdir=antix rw quiet splash lang=ja_JP tz=Asia/Tokyo persist_static
initrd /antiX/initrd.gz

linux行はpersist_static まで一行なので注意してください。

パーテンションは任意で変更してください。

セーブしないで起動お試しの場合は

persist_staticをstatic_rootに変更すればセーブしません。

grubのメニューエントリーでは、UUIDは必要ありません。

一方、Grub4Dos などのブートローダーは下記のようになります。

title Linux open.Yellow.os-23.02-rc1 (sdc3/antiX)
uuid 73b8fa11-1c24-4ba6-9311-6947fc5667a2
kernel /antiX/vmlinuz quiet root=/dev/sdb3 bdir=antiX rw lang=ja_JP tz=Asia/Tokyo persist_static
initrd /antiX/initrd.gz

MXビルドisoを使って作られているのでUSBメモリからの起動もMXやantiXと全く同じです。

詳しくは下記のウェブサイトを参考にしてください。



4. インストールが完了したら再起動します。

以上でフルーガルインストールが完了です。open.Yellow.os をお楽しみください!







open.Yellow.os を使ってみた!感想とおすすめポイント5つ


  • 日本語環境が整っていて、日本語入力やフォントなどが快適に使える
  • 日本製のソフトウェアやサービスが多く搭載されていて、国産志向の人に嬉しい
  • デザインやアイコンが洗練されていて、見た目が美しい
  • インストールや設定が簡単で初心者でも使いやすい
  • Debianベースなので安定性や互換性が高く、カスタマイズも自由度が高い


以上の5つのポイントを紹介しました。

open.Yellow.os 多くの魅力あるアプリケーション


また、ソフトウェアのアイコンをクリックするとたくさんのインストールできるアプリケーションが現れます。

もちろん、Synaptic も用意されていて、こちらからもインストールできます。







open.Yellow.osに興味を持ってくれたら非常に嬉しいです😊