TrixieDog (DebLive_trixie-amd64-UEFI_2025-07-22.iso) でPCを復活!超軽量Linuxの日本語化&フルーガルインストール完全ガイド!
「新しいOSは重くて古いマシンでは動かない…」
そんなお悩みを抱えるあなたへ。
たった787MBのISOファイルで、まるで魔法のようにPCを蘇らせる方法があることを、ご存知ですか?
今回は、Linux界の“隠れた名品”とも言える超軽量ディストリビューション
👉 「Debian Trixie」
の日本語化とフルーガルインストールを、初心者でも迷わないように徹底解説します!
しかも、インストールは「ドラッグ&ドロップ」レベルの簡単さ。
Puppy Linux風の軽さと、Debianの本格派パワーを兼ね備えたこのOSで、
古いPCを「使いやすい開発マシン」に生まれ変わらせましょう!
日本語化したTrixieDog この記事もTrixieDogで書いている
🌟 そもそも「Trixie(トリクシー)」って何?初心者でもわかるDebian入門
> 皆さん、こんにちは!Windowsを使わなくなって数十年の節約Linuxブロガー Silver LifeStyleです。
今回は、Linuxの世界に足を踏み入れたばかりの皆さんに向けて、Debianの「Trixie(トリクシー)」という、ちょっと気になるキーワードについて、わかりやすく解説していきたいと思います。
「Linuxって何?」「Debianって聞いたことあるけど…」という方も、ご安心ください!
この記事を読み終える頃には、きっとTrixieについて誰かに話したくなるはずです。
そもそも「Debian」って何?
まず、Trixieの話をする前に、その親玉である「Debian(デビアン)」についてふれておきましょう。
Debianは、Linuxの「ディストリビューション」の一つです。
「ディストリビューション」というのは、Linuxの心臓部(カーネル)に、様々なアプリケーションやツール、そしてインストールを簡単にする仕組みなどをセットにして、すぐに使えるようにしたものです。
例えるなら、Debianは「料理のフルコースセット」のようなもの。
メインディッシュ(カーネル)に、前菜(各種ツール)、スープ(パッケージ管理システム)、デザート(デスクトップ環境)などが全部まとまって提供されているイメージです。
そして、このDebianは、安定性や信頼性が非常に高いことで知られています。
サーバーや企業のシステムなど、とにかく「止まっては困る」ような場所でよく使われています。
Debianの「コードネーム」って何?
さて、ここからが本題に近づいてきます。
Debianには、リリースされるバージョンごとに、ユニークな「コードネーム」が付けられています。
これは、開発者たちが楽しく、そして分かりやすくバージョンを区別するための名前です。
面白いことに、このコードネームは、すべてあの有名なアニメ映画『トイ・ストーリー』のキャラクター名から取られているんですよ!
過去のバージョンを見てみましょう。
- Buster(バスター): 映画に出てくる犬の名前
- Bullseye(ブルズアイ): ジェシーが乗る馬の名前
- Bookworm(ブックワーム): 映画に出てくるホタルのキャラクターの名前
このように、Debianのバージョンには、愛らしいキャラクターたちの名前が付けられているんです。
ちょっと親近感が湧きませんか?
いよいよ「Trixie(トリクシー)」の登場!
そして、今回注目すべき「Trixie」も、もちろん『トイ・ストーリー』のキャラクターです。
Trixieは、青い体に角が生えた、おもちゃのトリケラトプスの女の子。とっても可愛らしいキャラクターですよね!
『トイ・ストーリー』のキャラクター 「Trixie(トリクシー)」
Debianの世界では、このTrixieが、現在開発が進められている次の安定版(Stable)の「テスト版(Testing)」のコードネームとして使われています。
- Stable(安定版): 開発が完了し、バグ修正なども十分に行われた、最も安定しているバージョン。
- Testing(テスト版): 次の安定版になるために、開発やテストが進められているバージョン。
新しい機能がどんどん追加されていく一方で、まだバグが見つかる可能性もあります。
つまり、Trixieは「次期安定版Debian」として、日々進化しているバージョンなのです。
Trixieを使うとどうなる?(初心者向け)
「じゃあ、私たち初心者はTrixieを使うべきなの?」と思うかもしれませんね。
結論から言うと、現時点では、無理にTrixieを使う必要はありません。
初心者の方には、すでに安定している「Stable版」(現在のコードネームはBookworm)を使うことを強くおすすめします。
もし、安定版のBookwormDogがご希望なら https://archive.org/details/Puppy_Linux_Debian_Dog_Bookworm からダウンロードしてお使いください。なぜなら、Testing版であるTrixieは、
今回、紹介した方法とまったく同じ方法でインストール日本語化できます。
- 新しい機能がどんどん入ってくる分、安定性がまだ保証されていない
- 思わぬバグに遭遇する可能性がある
- 頻繁にアップデートが必要になることがある
といったデメリットがあるからです。
まずは安定した環境でLinuxに慣れて、コマンドの使い方やシステムの仕組みをじっくり学ぶのが一番です。
ただ、「新しい技術を試してみたい!」「開発の最前線に触れてみたい!」という方は、Trixieを使ってみるのも面白いかもしれません。
✅ ここまでのまとめ:Trixieは「未来のDebian」
- Debian: 安定性が高いLinuxのフルコースセット
- コードネーム: 『トイ・ストーリー』のキャラクター名から取られている
- Trixie: 『トイ・ストーリー』のトリケラトプスのキャラクター名
- DebianのTrixie: 次の安定版を目指して開発されているバージョン
Trixieは、将来私たちが使うことになるかもしれない、「未来のDebian」です。
今すぐ使う必要はありませんが、Debianの世界では、Trixieという名前が今後のトレンドや進化の鍵を握っていることを、ぜひ覚えておいてください。
🔥 でも…「Trixie」をベースにした“超軽量”OSが公開されたのです!
ここからが、今回の真のメインディッシュです!
実は、この「Trixie」という開発中のDebianバージョンを使って、 まるで魔法のように古いPCを復活させる
👉 「TrixieDog」という超軽量Linuxが存在します!
しかも、これはテスト版のDebianを、Puppy Linux並みの軽さで動かせるという、
Linux愛好家垂涎の“隠れ名品”。
- 787MBのISOで起動
- 300MB以下のメモリ使用量
- 10秒以内の起動時間
- なのに本物のDebianパッケージが使える
「安定性はまだ未知数だけど、軽さと最新技術の両立が魅力」——
だからこそ、挑戦する価値があるんです!
とは言っても、この記事も日本語化したTrixieDogを使って書いていますが、軽快そのもの不具合はありません。
🌟 なぜ今、TrixieDog なのか?その魅力3つ
① Puppy Linux級の軽さ、Debian級の安定性
- 起動時間:10秒以内(SSD環境)
- メモリ使用量:常駐300MB以下
- なのに中身は本物のDebian(trixie版)!
apt-get
、synaptic
、豊富なパッケージがそのまま使える
> 💡 「見た目は子犬、中身は猛獣」——まさにそんな存在です。
② systemdを使わない!だから軽くて安全
- 起動管理に
systemd
不使用 - 代わりに
elogind
+カスタムスクリプトで高速起動 - 軽量Linux「AntiX」の技術を採用
> 🔥 よりシンプルで、トラブルの少ない設計。変態級にこだわった軽量化。
③ フルーガルインストールで「まるでライブUSBを作成する感覚」
- パーティション不要
- フォルダをコピーするだけ
- 再起動で即起動可能
> ✅ 「インストール=コピー」という革命的な手軽さ。
🚨 注意:TrixieDogはまだ「テスト版」!
- 公式ドキュメントが不十分
- 日本語化手順は未公開
- 私もBusterDogの手順を参考に試行錯誤しました
> 🛠️ でも、だからこそ「Linuxの本質にふれる」貴重な体験に!
📂 実践!TrixieDog 日本語化&フルーガルインストール7ステップ
ここでは、一つのフォルダの中にOSやデータすべてが保存されるフルーガルインストールという方法を使って、TrixieDogをインストールしましたが、一般的なインストール方法である「Rufus」や「Ventoy」を使ってインストールすることももちろん可能です。
インストール後の日本語化や日本語入力はどちらでインストールしてもこれから紹介する方法と全く同じ方法でできます。
✅ ステップ1:ISOファイルをダウンロード
https://github.com/DebianDog/MakeLive/releases/tag/v2.2 から最新版を入手:
TrixieDogのダウンロード
DebLive_trixie-amd64-UEFI_2025-07-22.iso
(サイズ:787MB)
もしも、リンク切れになっている場合には、フォーラム
🔗 https://forum.puppylinux.com/viewtopic.php?t=14781 より検索してください。
> 📌 787MBで本格Debianが動く——信じられない軽さ!
✅ ステップ2:フルーガルインストール(超簡単!)
- ISOをマウント or 解凍
- 中の live フォルダを丸ごとコピー
- ハードディスクの任意の場所に貼り付け(例:
/TrixieDog/live/
)
> ✅ これだけでインストール完了!
> パーティションも、フォーマットも、コマンドも不要!
僕は、TrixieDogを小さなTUSBメモリにインストールして使っています。
SSDやハードディスクを操作する必要がないので安全です。
TrixieDogは超軽量OSなのでUSBメモリ上でもサクサク動作しています。
挿しっぱなしのUSBメモリ
僕がTrixieDogをインストールしたUSBメディアです。
コンピュータに挿しっぱなしで使っています。
リンク
もし、少しお金がかけられるなら外付けの小さなSSDがお勧めです。
リンク
✅ ステップ3:grub設定で起動可能に
grub4dosを使う場合(menu.lst編集):
TrixieDogというフォルダを作成し、そのなかにISOファイルの中にあるliveフォルダをコピーした場合。
(hd0,2) は、1番目のハードドライブ、3番めのパーティションに TrixieDog をインストールしたことを表していま す。
TrixieDog はインストールするために作成したフォルダー名です。つまりliveフォルダーをコピーした場所になりま す。
title TrixieDog (sdb3)
root (hd0,2)
kernel (hd0,2)/TrixieDog/live/vmlinuz1 noauto from=/TrixieDog/ changes=/TrixieDog/live/
initrd (hd0,2)/TrixieDog/live/initrd1.xz
下線部は1行です。
grub2を使う場合(grub.conf編集):
menuentry "TrixieDog" {
set root='(hd0,2)'
search --no-floppy --fs-uuid --set root [あなたのUUID]
linux /TrixieDog/live/vmlinuz1 root=UUID=[UUID] from=/TrixieDog/noauto changes=/TrixieDog/live/
initrd /TrixieDog/live/initrd1.xz }
> ⚠️
linux
行は必ず1行で!改行すると起動失敗します。✅ ステップ4:日本5キーボードの設定、日本語フォントをインストール
① まずは、インターネット接続
- Trixie内蔵の PeasyWiFi でWi-Fi接続
- 失敗したら再起動で改善することも
次に、キーボードのレイアウトを日本語にしましょう。
ターミナルから sudo leafpad /etc/default/keyboard と入力します。
XKBMODEL="pc106"
XKBLAYOUT="jp"
に変更します。変更したら保存してくださいね。
または、TrixieDogのメニューには、Set ketboard layout があるので、そちら起動して設定してもOKです。
Set ketboard layoutの画面
② sources.list編集
sudo leafpad /etc/apt/sources.list
以下を追加:
deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ trixie main contrib non-free
> 🔁
buster
ではなくtrixie
に変更!これが肝!僕は、この作業をあえてしませんでしが、特段問題はなかったです。
日本のサーバーにすると、ダウンロードが速いのかも知れません。
③ 日本語フォントインストール
Synapticパッケージマネージャで検索&インストール:
fonts-takao
fonts-vlgothic
✅ ステップ5:ロケール設定で日本語化
sudo apt-get install locales
sudo dpkg-reconfigure locales
-
ja_JP.UTF-8
を選択(スペースでチェック)- デフォルトロケールに設定
その後:
sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
sudo source /etc/default/locale
sudo locale-gen ja_JP.UTF-8
🔁 再起動でメニュー・メッセージが日本語に!
✅ ステップ6:タイムゾーンを日本に
sudo dpkg-reconfigure tzdata
-
Asia
→ Tokyo
を選択⏰ これで時計も正確に!
✅ ステップ7:日本語入力設定(環境別に注意!)
🔹 root環境(ログイン: root=root)
mozc
がrootでは動作しないため、代わりに:sudo apt install --install-recommends kasumi ibus-anthy im-config
その後、ターミナルから
sudo im-config -c
で、ibus を選択すると、
> ✅
Anthy
+IBus
で安定入力できるようになります。🔹 一般ユーザー環境(puppy=puppy)
Google開発の高精度変換
mozc
を導入:sudo apt install --install-recommends fcitx fcitx-mozc
その後、ターミナルから
sudo im-config -c
で、fcitx を選択すると、
> ✅
fcitx
フレームワークで快適入力できるようになります。一般ユーザー、rootで切り替えながら仕事をする方法
mozc はユーザーモードでしか動作しませんので、ここで puppy へ切り替えます。
・Ctrl+Alt+F2 でログイン画面へ
・puppy、puppy でユーザーモードへ
・startx でユーザーモード起動
> 💡 環境ごとにIMを使い分けるのがTrixieの特徴!
🎉 まとめ:TrixieDogは「Linuxの未来」かもしれない
*まとめ
TrixieDogの概要
🧭 これからのあなたへ:冒険の始まり
Trixie-amd64はまだテスト版。
だからこそ、「自分で解決する楽しさ」があります。
> ✨ 「PCが重い」は、もはや言い訳になりません。
> 787MBのISOで、あなたの古いマシンが新たな命を吹き込まれる——
💬 最後に:コメントで教えてください!
あなたの体験が、次の人への道しるべになります。
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あなたのPCが、軽快な開発環境に生まれ変わる瞬間を、ぜひ体感してください。
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💾 インストール方法 | フルーガル(コピーするだけ) |
⚡ 起動速度 | 10秒以内 |
🌍 日本語対応 | 手動設定可能(この記事で完全ガイド) |
🛠️ 互換性 | Debianパッケージがそのまま利用可能 |
🧩 魅力 | 軽量×安定×自由度の三位一体 |
🧭 これからのあなたへ:冒険の始まり
Trixie-amd64はまだテスト版。
だからこそ、「自分で解決する楽しさ」があります。
- もし手順がうまくいかなくても、それは挑戦のチャンス。
- ログを読む、エラーメッセージを検索する——それがLinuxの真髄です。
> ✨ 「PCが重い」は、もはや言い訳になりません。
> 787MBのISOで、あなたの古いマシンが新たな命を吹き込まれる——
💬 最後に:コメントで教えてください!
- 「この手順でうまくいった!」
- 「別の方法を見つけた!」
- 「こんな問題に遭遇した…」
あなたの体験が、次の人への道しるべになります。
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