Windows10サポート終了で焦った私が「XPQ4 × Ventoy」でUSBメモリ1本からデュアルブート環境を作り、Linuxへの移行を始めた全記録!
はじめに――「またか……」と呟いた、あの朝のこと
「Windows 10、2025年10月14日をもってサポート終了」
その見出しが目に入った瞬間、思わず口から出たのは「……またか」という言葉でした。
Windows XP のサポート終了のとき、次は Vista、7、8.1……。
Microsoft というのは、定期的にユーザーへ「さあ、お金を出すか、PCを買い換えるか、諦めるかを選べ」と迫ってくる組織です。
そして今回もそのお知らせが来た。
しかも私のメインPCはWindows 11の要件を満たさないギリギリの古いスペック。
TPMがどうとか、セキュアブートがどうとか、チェックツールを走らせるたびに「お前は対象外だ」と言われ続けてきた機体です。
「いい加減にしろ」と思いながらも、かといってLinuxに完全移行するのは怖い。
>画像 Windows10のサポート終了
長年使い慣れたWindowsのUIや操作感を捨てるのは、まるで20年連れ添った相棒と別れるようなものです。
そんな私が出会ったのが XPQ4 と Ventoy の組み合わせでした。
下記の画像は、私が構築したXPQ4のデスクトップです。
まるで Windows のように見えますが、Debian 13 (Trixie)をベースにしたLinuxです。
操作性は Windowsとそっくりです。
Windows7のようなデスクトップ
画像 WindowsXP のようなデスクトップ
この記事では、私がどのようにして「Windowsそっくりな見た目のLinux」を USBメモリ1本に永続化 し、既存のWindows 10を壊すことなくデュアルブート環境を構築したか、その全記録をお届けします。
この記事を読んでわかること
- Windows 10 のサポート終了に伴う「本当のリスク」と取れる選択肢
- XPQ4(Q4OS)とは何か、なぜWindowsユーザーに向いているのか
- Ventoy の仕組みと、USBメモリへの導入手順
- Ventoy の 永続化(Persistence)機能 の設定方法
- Windows 10 との デュアルブート環境 の考え方と実践
- 焦らず安全に「脱Windows」を進める移行ロードマップ
第1章:Windows 10 サポート終了で、何が「本当に」困るのか
セキュリティアップデートが止まる恐怖
サポートが終了するということは、Microsoft からのセキュリティパッチが届かなくなることを意味します。
OSの脆弱性が発見されても、誰も修正してくれない。
それがどれほど怖いことかというと、たとえば2017年に猛威を振るった「WannaCry」ランサムウェアは、すでにサポートが切れていたWindows XPを標的にした攻撃で、世界中の病院や企業が被害を受けました。
あれと同じことが、今度はWindows 10ユーザーに降りかかってくる可能性があるわけです。
Windows 11 への移行問題
「じゃあ Windows 11 にすればいい」という話になるのですが、ここに罠があります。
Windows 11 は TPM 2.0 と セキュアブート に対応したPCでないとインストールできないのです(公式サポート外の方法は除く)。
2020年以前に発売されたPCの多くがこの要件を満たしておらず、「ハードウェアごと買い換えろ」というのが実質的な Microsoft の答えになっています。
私のPCもまさにそのパターン。
Core i5-7世代、メモリ8GBと、5年前なら「普通以上」だったスペックが、今ではサポート外の烙印を押されています。
新しいPCを買うお金はある……けれど、このPCがまだ快適に動いているのに捨てるのは気が引ける。
そういう方は少なくないはずです。
「有償延長サポート(ESU)」という選択肢
実は Microsoft は個人ユーザー向けにも有償の延長セキュリティアップデートを提供しています(1年分で数千円程度)。
応急処置としてはありですが、これもいつかは終わります。
根本的な解決にはなりません。
私が選んだ「第4の道」
以上を踏まえて、私が取った作戦はこうです。
「Windowsを消さずに、USB1本からWindowsそっくりのLinuxを動かせるようにする。
まずは使い勝手を試して、納得できたら徐々に移行していく」
これが本記事のテーマ、XPQ4 × Ventoy によるデュアルブート環境の構築です。
「XPQ4」という最強の選択肢
第2章:XPQ4とは何者か――「Windows」のように美しいLinux
Q4OS というベースを知る
XPQ4 を語るうえで、まず Q4OS について触れなければなりません。
Q4OS は Debian ベースの Linux ディストリビューションで、軽量で安定していることが特徴です。
Debian というのは、Linux の中でも特に長い歴史と信頼性を誇るディストリビューションで、Ubuntu もその子孫にあたります。
Q4OS はその Debian をベースにしながら、古いPC でも動作するよう最適化されています。
重要なのは、Q4OS が採用しているデスクトップ環境です。
- Trinity Desktop Environment(TDE):メモリ消費が極めて少なく、古いPCでもサクサク動く
- KDE Plasma:見た目が洗練されており、カスタマイズ性が高い
XPQ4 とは何か
そして XPQ4 は、Q4OS にインストールする テーマパック のようなものです。
公式サイト(https://xpq4.sourceforge.io/)によると、XPQ4 は Q4OS のデスクトップに対して Windows ライクな見た目(look'n feel) を提供するプロジェクトです。
具体的には以下のテーマが用意されています:
XPQ4のテーマ
これを見た私の感想は「……すごい。Windowsそのものじゃないか」でした。
スクリーンショットを見ると、本当に Windows 10 そのものにしか見えない。
タスクバーも、スタートボタンも、通知エリアも、ウィンドウの枠も。「え、これ本当にLinuxなの?」と疑いたくなるレベルです。
2026年3月にはさらに Q4OS Perseus および Quarkos Resolute 向けのインストーラーもリリースされており、開発は現在も活発に続いています。
XPQ4 のダウンロード形式
XPQ4 には主に2つの形式があります:
XPQ4 のダウンロード形式
どちらもライブ起動(インストール不要で試せる)に対応しており、今回私が行う Ventoy での永続化 とも相性抜群です。
私は、この FreeXP の方を利用することにしました。
第3章:Ventoy とは何か――「魔法のUSBメモリ作成ツール」
「Ventoy」がもたらすOS革命
従来の常識を覆すツール
ここで登場するのが Ventoy です。
従来、ブータブルUSBメモリ(起動できるUSBメモリ)を作るためには、Rufus などのツールを使って USB メモリ全体を特定の OS 専用に書き換える必要がありました。
つまり、
- Ubuntu 用のUSBメモリ
- Windows 11 インストール用USBメモリ
- Kali Linux 用のUSBメモリ
私の引き出しには実際、用途不明のUSBメモリが4本ほど眠っていました。何が入っているのかわからないので、使うのも怖い。
Ventoy はこの常識を根底から覆します。
Ventoy を一度USBメモリにインストールすれば、あとは ISO ファイルをそのままドラッグ&ドロップでコピーするだけ。
PCを起動すると Ventoy のメニュー画面が現れ、コピーしてある複数の OS から起動したいものを選べます。
1本のUSBメモリに、Windows のインストーラー、Ubuntu、XPQ4 の ISO を全部入れておける、ということです。
Ventoy の永続化(Persistence)機能
さらに重要なのが 永続化機能 です。
「再起動で設定が消える」問題を解決する
通常、ライブUSBで起動した OS は「使い捨て」です。
ブラウザのブックマークを追加しても、ソフトをインストールしても、再起動すればすべて消えてしまいます。
まるで記憶喪失のゲームキャラクターのようです。
しかし Ventoy の永続化機能を使えば、ライブ起動した OS への変更を USB メモリ内に保存し続けることができます。
再起動しても設定やインストールしたアプリが残る、まさに「ポータブルな自分専用 PC」が完成します。
Ubuntu 系のディストリビューションは特に永続化との相性が良く、Q4OS(Debian 系)も対応しています。
実は、この記事も USBメモリにインストールした XPQ4 を日本語化したもので書いています。
もちろん、WiFIの設定や保存したファイルも再起動しても完全に復元されます。
第4章:実際にやってみた――準備編
用意するもの
私が実際に用意したものはこちらです:
- USBメモリ 64GB(USB 3.0 対応のもの)
- 32GB でも動作しますが、永続化領域を考えると 64GB 以上が安心
- Amazonで 1,500〜2,000円程度で購入可能 - 作業用PC Windows 10 が入っているPC= デュアルブートにしたいPC(または Linuxが入っているUSBメモリやPC)
- インターネット接続
- コーヒー1杯(任意。ただし強く推奨)
Ventoy のダウンロードとUSBへのインストール
Step 1:Ventoy をダウンロードする
Ventoy の公式サイト(https://www.ventoy.net/)にアクセスし、最新版の Windows版やLinux版をダウンロードします。
ファイル名は ventoy-X.X.XX-windows.zip のような形式です。
Ventoyのダウンロードページ
Step 2:Ventoy を起動する
ダウンロードした ZIP を解凍し、USBメモリをPCに挿した状態で Ventoy2Disk.exe をダブルクリック。(Linux版もほぼ同様の操作です。)
起動すると対象のデバイスが表示されるので、USBメモリが選択されていることを確認してから「Install」をクリックします。
Ventoyのインストール画面
⚠️ 注意:USBメモリの中身はすべて消えます。 大事なファイルは事前に別の場所に移動させておいてください。
これは本当に大事です。
私は一度、うっかり間違えて普通のUSBメモリを消したことがあります(中身は旅行の写真でした。泣きました)。
インストールが完了すると、USBメモリは2つのパーティションに分割されます:
- 小さい FAT パーティション:Ventoy のブートローダーが入る領域
- 大きい exFAT パーティション:ISOファイルを保存するための領域(ここにファイルをコピーしていく)
第5章:XPQ4(Free10)のISOをダウンロードしてVentoyに追加する
ISO ファイルをダウンロードする
XPQ4 の公式サイト(https://xpq4.sourceforge.io/)にアクセスします。
今回は とにかく軽量な環境にしたいので、「FreeXP live CD image」をダウンロードします。
SourceForge のダウンロードページに飛ぶので、ミラーサーバーを選んでダウンロード開始。
ISO ファイルのサイズは概ね 1.5〜2GB 前後です。自宅の回線なら数分で終わります。カフェでやると隣の人に「何その巨大ファイルダウンロード」という目で見られます。実体験です。
ISO を Ventoy の USB にコピーする
ダウンロードした ISO ファイルを、エクスプローラーで開いた Ventoy の USB ドライブ(「ventoy」という名前のドライブ)にドラッグ&ドロップするだけです。
「え、それだけ?」と思われた方、はい、それだけです。
コピーが終わったら、もう起動できる状態になっています。Rufus のような「書き込み」の概念は Ventoy にはありません。
ISOをコピーするだけ、それがすべてです。
試しにここで一度、USBから起動してみましょう。
PC を再起動し、起動時に F12 や F2 キー(メーカーによって異なります)を押してブートメニューを呼び出し、Ventoy の USB を選択。
すると Ventoy のメニューが現れ、コピーした FreeXP の ISO が一覧に表示されます。それを選択すると……
どーん。Windows XP にしか見えない画面が現れます。
しかしこの時点では「ライブ起動」なので、設定を変えても再起動すると消えてしまいます。これを「永続化」するのが次のステップです。
第6章:永続化(Persistence)の設定――「消えないUSB Linux」を作る
保存領域を設定する
永続化の設定は少しだけ手順が必要ですが、難しくはありません。
落ち着いて一歩ずつ進みましょう。
Step 1:永続化用のイメージファイルを作成する
永続化のために、USB メモリ内に「変更内容を保存するための専用ファイル(永続化イメージ)」を作る必要があります。
これはLinux環境が必要ですが、Ventoy公式永続化ファイルを提供しています。
私は、この方法を利用しました。
もし Linux のターミナル操作に慣れていれば、後から紹介する方法が便利だと思います。
- Ventoy公式の永続化ファイル配布ページ へ行きます
- ページの下の方にある images.zip という圧縮ファイルをダウンロードし、解凍します。
- そのなかから、persistence_ext4_4GB_persistence.dat.7z を選択してさらに解凍してください。
- その中から persistence_ext4_4GB_persistence.dat.7z(4GBの保存領域)などのファイルを取り出します
📌 WiFIの設定やブックマークの保存、日本語化はこの4GBの領域で十分ですが、足りなくなったら、Ventoyの中に含まれているツール ExtendPersistentImg.sh などで拡張できます。
また、Linuxのターミナル操作に慣れている人に対して、Ventoyをインストールする時に解凍した場所に 専用のスクリプト CreatePersistentImg.sh が入っています。
こちらを利用しても 永続化ファイルを作成することができます。
Windows 環境から作業する場合、WSL(Windows Subsystem for Linux)または作業用の Linux 環境が必要です。
WSL を使う方法が手軽です。
WSL のターミナルを開き、以下のコマンドを実行します:
# Ventoy の公式スクリプトをダウンロード
curl -O https://www.ventoy.net/download/CreatePersistentImg.sh
# 実行権限を付与
chmod +x CreatePersistentImg.sh
# 永続化イメージを作成(8GB の場合)
sudo bash CreatePersistentImg.sh -s 8192 -t ext4 -o persistence.dat-s 8192 は容量を MB 単位で指定しています(8192MB = 8GB)。
OS アップデートやアプリのインストールを考えると、最低でも 8GB は確保することをおすすめします。
私は余裕を持って 16GB にしました。
生成された persistence.dat ファイルを、USB メモリのルートディレクトリ(ventoy ドライブの直下)にコピーします。
Step 2:ventoy.json を作成して永続化を設定する
次に、Ventoy に「このISOファイルにはこの永続化ファイルを使え」と指示するための設定ファイルを作ります。
「ventoy.json」を作成する
USB メモリの ventoy パーティションに ventoy という名前のフォルダを作り、その中に ventoy.json というファイルを作成します(フォルダ名と紛らわしいですが、間違えないように)。
ventoy.json の中身はこのように記述します:
{
"persistence": [
{
"image": "/freexp-xxxxxxxxx-amd64.iso",
"backend": "/persistence.dat"
}
]
}image には、USB メモリのルートに置いた ISO ファイルの正確なファイル名を記載します(スペースや特殊文字はNG)。
backend は先ほど作った永続化ファイルのパスです。
ventoy.json の設定は正確に
💡 ポイント:ファイル名のスペースに注意
ISO ファイル名にスペースや日本語が含まれていると永続化が正しく機能しません。
ダウンロード後にリネームしておくと安全です。
例:free10-amd64.iso のようにシンプルな名前に。
Step 3:動作確認をする
設定が終わったら USB から再起動。
Ventoy の起動メニューで ISO を選択するとき、今度は「Boot with persistence(永続化で起動)」というオプションが現れるはずです。
それを選択すれば、永続化が有効な状態で XPQ4 が立ち上がります。
試しに壁紙を変えたり、ブラウザのブックマークを追加したりして、一度シャットダウン。再度起動してみると……変えた壁紙がそのまま残っている!
このとき私は思わず「やった!」と声に出してしまいました。
第6章 補足:永続化ファイルの容量が足りなくなったら――後から増量する方法
しばらく XPQ4 を使い続けていると、ある日こんな警告が出るかもしれません。
「ディスクの空き容量が残り少なくなっています」
そうです、最初に作った persistence.dat がいっぱいになってしまったのです。
これは「使い込んでいる証拠」でもあるので、ある意味めでたいことなのですが、そのままにしておくとアプリのインストールができなくなったり、システムの動作が不安定になったりします。
私も最初に 8GB で作ったファイルが、3ヶ月ほどで満杯になりました。
アプリを入れすぎたのです。LibreOffice、GIMP、VS Code、それからなんとなく入れた Blender……。「せっかくだから」の精神が仇になりました。
なぜ後から増量が必要になるのか
persistence.dat は作成時にサイズが固定されるファイルシステムイメージです。
Windows のパーティションと同じように、作った後からサイズを変えるのは単純にはいきません。
「じゃあどうするんだ」という話ですが、Ventoyをインストールするために解凍したファイルの中に
ExtendPersistentImg.sh
があるので、これを利用します。
使用例
拡張 2GB(2048MB)増やす場合
sudo bash ExtendPersistentImg.sh persistence.dat 2048→ 例えば元のサイズが 1GB なら、実行後は 3GB になります。
容量管理のコツ――日常的に残量を確認しよう
XPQ4 を起動した状態で、ターミナルから以下のコマンドを打つと永続化領域の残量が確認できます:
df -h /
出力例:Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/loop0 16G 5.2G 9.8G 35% /Use% が 80% を超えてきたら「そろそろ危ないな」のサインです。
その段階でバックアップを取り、増量作業に備えましょう。
満タンになってから慌てるのではなく、余裕があるうちに動くのが賢いやり方です。(これは人生全般に言えることですね。)
第7章:Windows 10 との快適なデュアルブート環境を構築する
デュアルブートとはどういう状態か
現在の状態を整理すると:
| ストレージ | OS / 状態 |
|---|---|
| PC の内蔵ストレージ | Windows 10 がインストールされている(何も変えていない) |
| USB メモリ | Ventoy + XPQ4(永続化あり) |
これは立派なデュアルブート環境です。
- PC 起動時にUSBを挿している → Ventoy が起動 → XPQ4(Linux)が使える
- PC 起動時にUSBを挿していない → 普通に Windows 10 が起動する
USB を挿すか挿さないかだけで OS を切り替えられます。
これがこの方法の最大のメリットです。
Windows 10 は「もしものときの保険」として、そのまま温存しておけます。
BIOS / UEFI の設定について
毎回 F12 を押してブートメニューを出すのが面倒な場合は、BIOS の起動順序(Boot Order)を変更して「USB を最優先にする」設定にしておくと便利です。
設定方法は PC のメーカーによって異なります。
起動直後に Del、F2、F10、Esc などのキーを連打することで BIOS 設定画面に入れます。
ただし、USB を挿していないときは Windows が普通に起動するので、日常的に USB を挿し忘れると「あれ、なんかLinuxが起動しない」と焦る場合があります。
最初の1週間、私は3回くらいそれをやりました。
第8章:徐々に Windows10 から移行していくためのロードマップ
徐々にWindowsからLinuxへ
焦らないことが最大の戦略
「Linuxに移行しよう」と決心したとき、多くの人が陥る罠があります。それは「一気にWindowsを捨てようとすること」です。
私もそのパターンで何度か失敗しています。
若かりし頃、意気込んで Ubuntu をメインにしようとして、1週間後には「プリンターが動かない」「会社のVPNが繋がらない」という問題に直面し、結局 Windows に逃げ戻ったことがありました。
今回は違います。デュアルブート(USB経由)という安全網があるので、いつでも Windows に戻れる状態を保ちながら、少しずつ Linux での作業範囲を広げていけます。
推奨する移行ロードマップ
| フェーズ | 期間 | やること |
|---|---|---|
| フェーズ1:慣れる期間 | 1〜2ヶ月 | 週末や余暇時間に XPQ4 を起動。ブラウザ、動画視聴、LibreOffice を試す。 |
| フェーズ2:並行運用期間 | 2〜4ヶ月 | メール・ブラウザ作業は Linux をメインに。Windows は特定用途に限定。 |
| フェーズ3:移行判断期間 | 4ヶ月以降 | 内蔵ストレージへの正式インストール検討、または USB メイン運用の継続。 |
大事なのは「失敗してもいい環境を作ること」です。
今回の USB 永続化方式なら、最悪 USB を引き抜けばいつでも Windows 10 に戻れます。
これ以上安全な移行方法はないといっても過言ではありません。
第9章:XPQ4 を使ってみて感じたこと(正直レビュー)
良かったところ
見た目の完成度が高い
正直、最初に起動したとき「これ本当に Linux?」と疑いました。
Windows 10 のダークテーマの再現度は特に秀逸で、スタートメニュー、タスクバー、通知センター的な部分も Windows を意識したレイアウトになっています。
Windowsに慣れたユーザーが混乱しないよう、細部まで丁寧に作られていることが伝わります。
動作が軽快
Trinity デスクトップを使う FreeXP は特に軽く、私のちょっと古い PC(メモリ8GB)でもサクサク動きます。
Plasma を使う Free10 も Windows 10 より重い感じはなく、むしろ余計なバックグラウンドサービスが少ない分、動作がクリアな印象です。
開発が継続している
2026年3月にも新バージョンのインストーラーがリリースされており、プロジェクトは現在進行形で生きています。
SourceForge ではリリースノートも定期的に更新されています。「使い始めたら開発が止まった」というありがちなリスクも低そうです。
気になったところ
完全な Windows の置き換えには工夫が必要
当然ながら、Windows 専用のアプリ(Adobe 製品、一部のゲームなど)は動きません。
Wine や Proton などの互換レイヤーを使えば一部は動きますが、すべてではない。「Linux で完全に代替できるか?」は、自分の用途を正直に棚卸しすることが必要です。
永続化の設定はやや玄人向け
本記事で丁寧に解説しましたが、JSON ファイルの編集やターミナル操作が必要な部分はあります。
これを「難しい」と感じる方もいるでしょう。
ただ、一度設定してしまえば、あとは普通のOSとして使えます。
最初の15分だけ乗り越えれば大丈夫です。
まとめ:USBメモリ1本が「移行の架け橋」になる
*まとめ
Windows 10 のサポート終了は、私たちに一つの問いを突きつけてきます。
「このまま Microsoft に言われるがままにPCを買い換え続けるのか、それとも別の道を探すのか」と。
この記事でご紹介した XPQ4 × Ventoy によるデュアルブート環境は、「いきなり Windows を捨てる」という無謀な選択ではなく、Windows を残しながら Linux の世界を安全に探索するための現実的な方法です。
改めてポイントをまとめます:
USBメモリ1本が、あなたと Linux の世界をつなぐ架け橋になります。
最初の一歩は意外と小さい。
勇気を出して踏み出してみてください。
私は今、このブログ記事も XPQ4 の上の Firefox で書いています。「Windowsじゃないと仕事できない」と思っていたあの頃の自分に、見せてあげたい画面です。
この記事が参考になったら、ぜひシェアしてください。
同じ悩みを持つ Windows 10 ユーザーの助けになれば幸いです。
質問やご意見はコメント欄へどうぞ。実際に試してみた感想も、ぜひ聞かせてください!
「このまま Microsoft に言われるがままにPCを買い換え続けるのか、それとも別の道を探すのか」と。
この記事でご紹介した XPQ4 × Ventoy によるデュアルブート環境は、「いきなり Windows を捨てる」という無謀な選択ではなく、Windows を残しながら Linux の世界を安全に探索するための現実的な方法です。
改めてポイントをまとめます:
記事のポイント
USBメモリ1本が、あなたと Linux の世界をつなぐ架け橋になります。
最初の一歩は意外と小さい。
勇気を出して踏み出してみてください。
私は今、このブログ記事も XPQ4 の上の Firefox で書いています。「Windowsじゃないと仕事できない」と思っていたあの頃の自分に、見せてあげたい画面です。
この記事が参考になったら、ぜひシェアしてください。
同じ悩みを持つ Windows 10 ユーザーの助けになれば幸いです。
質問やご意見はコメント欄へどうぞ。実際に試してみた感想も、ぜひ聞かせてください!















