皆さん、古いPCを持て余していませんか?もしかしたら、そのPCには第二の人生があるかもしれません。

今回は、驚くほど軽量なLinuxディストリビューション「Fossapup-Fire」をご紹介します。

なんと、わずか187MBで動作する超軽量OSなのです!これは通常のOSと比べると信じられないほど小さなサイズです。

Fossapup-Fireを使えば、数年前のノートPCや、スペックの低いデスクトップPCでも、スムーズに起動し、基本的な作業を行うことができます。

さらに、ポータブルChromeと組み合わせることで、より柔軟で使いやすい環境を構築できます。

この記事では、Fossapup-Fireの概要から、インストール方法、日本語化の手順、そして活用方法まで詳しく解説します。

古いPCに新たな命を吹き込む魔法、ぜひ体験してみてください!





私は、この壁紙はあまりしっくりしないので、ペンギンののに変更しました。

もちろん、性能にはまったく関係ありません。





Fossapup-Fireとは?


Fossapup-Fireは、Puppy Linuxの派生版の一つです。

Puppy Linuxは、非常に軽量で高速なLinuxディストリビューションとして知られています。

Fossapup-Fireは、その特徴を受け継ぎながら、さらに軽量化を図った超軽量バージョンです[1][4]。

驚異の軽さ


Fossapup-Fireの最も驚くべき特徴は、そのサイズです。

なんとわずか187MBで動作するのです!これは通常のOSと比べると信じられないほど小さなサイズです[1][4]。

もちろん、日本語化するにに、少しは大きくなりますが。

古いPCでも快適に動作


この軽さゆえに、Fossapup-Fireは古いPCでも軽快に動作します。

数年前のノートPCや、スペックの低いデスクトップPCでも、スムーズに起動し、基本的な作業を行うことができます[1][4]。

Fossapup-Fireを活用する意義


  • リソースの有効活用: 古いPCを再利用することで、電子廃棄物を減らし、環境に配慮できます。
  • コスト削減: 新しいPCを購入する必要がなくなり、経済的です。
  • 学習機会: Linuxの基本を学ぶ良い機会になります。
  • セキュリティ: 最新のセキュリティアップデートを受けられるため、安全に使用できます。
  • カスタマイズ性: 自分好みのシステムを構築できる自由度があります。

Fossapup-Fire フルーガルインストール


  1. Fossapup-FireのISOイメージをダウンロードします。

    ダウンロードは下記から行えます。

    https://forum.puppylinux.com/viewtopic.php?t=10499



  2. ISOイメージをCDに焼くか、USBメモリに書き込みます。
  3. PCをCDまたはUSBから起動します。
  4. 「メニュー」上の「セットアップ」→「Puppyをインストール」を選択します。 Fossapup-Fireのフルーガルインストールは、以下の手順で行います:



  5. インストール先のパーティションを選択します。
  6. インストールオプションを設定し、インストールを開始します。
  7. インストール完了後、再起動します。

Fossapup-Fireの日本語サポートパッケージ(64bit版)による日本語化の方法


Fossapup-Fire 64bit版の日本語化は、以下の手順で行います[2]:

  1. 初回起動後、最初に出るQuickSetupは何もせずに閉じます。
  2. lang_pack_ja-2.2.1-amd64.sfsをダウンロードして「メニュー」→「セットアップ」→「SFS-Loas on-the-fly] を起動してロードします。



  3. ロケール設定画面で以下を選択します:
    • 言語: ja_JP (UTF-8 にチェック)
    • タイムゾーン: Asia/Tokyo
    • キーボード: jp japanese
  4. OKを押し、language pack neededにOK、Restart X (X再起動)をクリックします。

もし、無線LANを鰊氏期してくれなかったら


もし、無線LANを認識してくれなかったら、下記のファイルをインターネットにつながっている端末からダウンロード、Fossapup-Fire に任意の場所にコピーしてインストールしてください。クリックするだけでインストールできます。

firmware-iwlwifi_20230515-3_all.deb

Portable Chromeのインストールと日本語化の方法


Portable Chromeのインストールと日本語化は、以下の手順で行います:

  1. Portable Chrome公式サイトからダウンロードします。



  2. ダウンロードしたファイルをクリックして解凍します。
  3. 解凍したフォルダ内の実行ファイル「LAUNCH」を起動します。
  4. 初回起動時に言語設定画面が表示されば、「日本語」を選択します。
  5. 必要に応じて、日本語フォントをインストールします。

Portable Chromeで日本語入力するために


残年ながら、このままでは Portable Chrome で日本語入力ができません。 まず、「LAUNCH」つまり「google-chrome-stable」を spot で起動できるように設定します。







つぎに、「chorme.sh」を作成し。次のようなスクリプトを作成し、ここから Portable Chrome を起動するようにします。

#!/bin/sh
env GTK_IM_MODULE="xim" /mnt/home/Google_Chrome-portable64/LAUNCH --disk-cache-dir=/tmp

僕は、「Portable Chrome」を頻繁に使うので、ショートカットをデスクトップ上に作成しています。




Fossapup-Fire の活用方法


Fossapup-Fireは、以下のような用途で活用できます:

  1. 軽量インターネット端末: 古いPCを使って、快適にウェブブラウジングができます。
  2. 文書作成: LibreOfficeなどのオフィスソフトを使用して、文書作成やスプレッドシート作業ができます。
  3. マルチメディア再生: 軽量な動画・音楽プレーヤーを使用して、メディアを楽しめます。
  4. プログラミング学習: 軽量なテキストエディタやIDEを使用して、プログラミングの学習環境を構築できます。
  5. ネットワーク管理ツール: ネットワーク診断やモニタリングツールを使用して、ネットワーク管理に活用できます。
  6. セキュリティツール: ファイアウォールやアンチウイルスソフトを導入して、セキュリティ対策に使用できます。
  7. 教育用端末: 学校や教育機関で、低コストで多数の端末を用意する際に活用できます。
  8. キオスク端末: 公共の場所や店舗などで、情報提供用の端末として使用できます。
  9. サーバー用途: 軽量なWebサーバーやファイルサーバーとして活用できます。
  10. IoTプロジェクト: センサーデータの収集や制御用の端末として使用できます。




サクッとまとめると


*まとめ
Fossapup-Fireは、古いPCに新たな命を吹き込む魔法のような存在です。

わずか187MBという驚異的な軽さで動作し、スペックの低いPCでも快適に使用できます。

日本語化も簡単に行えるため、日本のユーザーにも親和性が高いOSと言えるでしょう。

さらに、ポータブルChromeを組み合わせることで、より柔軟で使いやすい環境を構築できます。

インターネット閲覧、文書作成、マルチメディア再生、プログラミング学習など、様々な用途に活用できるFossapup-Fireは、古いPCの可能性を最大限に引き出すツールとして非常に魅力的です。

もし古いPCをお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひFossapup-FireとポータブルChromeを試してみてください。

きっと、あなたのPCに第二の人生を与えることができるはずです。

環境への配慮、コスト削減、そして新たな学習機会を得られる、Fossapup-Fireの世界へようこそ!


Citations:
[1] https://netlife.hatenablog.jp/entry/2024/11/26/080556
[2] https://sakurapup.com/forum1/viewtopic.php?t=3608
[3] http://theologia.blog21.fc2.com/blog-entry-169.html
[4] https://plaza.rakuten.co.jp/pazu1958/diary/202411260000/
[5] https://ameblo.jp/gokurakuhaze/entry-12640474338.html
[6] https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1224520612
[7] https://blogmura.com/profiles/10749425/