ChromeOSといえば、Googleが提供する軽量で高速なオペレーティングシステムです。

通常、ChromebookというChrome OS搭載のノートパソコンで使用されますが、実は中古PCにインストールして使うこともできるんです。

今回は、たった7000円のUSED PCに正規ChromeOSをインストールして、8GBメモリのChromebookを自作する方法をご紹介します。

私自身、この方法を試してみて驚きました。古いPCが見違えるように軽快に動作し、最新のウェブアプリケーションも快適に使えるようになったのです。

しかも、正規ChromeOSならではの機能やセキュリティの恩恵も受けられます。

コストパフォーマンスの高さに感動し、多くの人にこの方法を知ってもらいたいと思いました。

この記事では、ChromeOSのインストール方法から活用術まで、詳しく解説していきます。PCに詳しくない方でも、手順を追えば簡単に実践できるはずです。

では、一緒に7000円でChromebookを作る冒険に出かけましょう!










正規ChromeOSを活用する意義


正規ChromeOSを中古PCにインストールすることには、いくつかの重要な意義があります。

  • コストパフォーマンスの向上: 7000円程度の中古PCでも、最新のChromebookと同等の性能を引き出せます。

  • セキュリティの強化: ChromeOSは自動更新機能により、常に最新のセキュリティ対策が施されます。

  • 軽量・高速: ChromeOSは軽量設計のため、古いハードウェアでも快適に動作します。

  • Google Play Store対応: 正規ChromeOSならAndroidアプリが使用可能です。

  • 長期サポート: Googleによる長期的なOSサポートが受けられます。

  • クラウド連携: Google製品との優れた連携性により、生産性が向上します。

  • リサイクル: 使われなくなったPCに新たな命を吹き込むことができます。

内蔵メモリ8GBのChromebookを構築


まだまだ、Chromebookが安くなったとはいえ、USEDとしては、内蔵メモリ8GBのChromebookは出回っていません。

そこで、格安のUSED PCを利用して、内蔵メモリ8GBのChromebookを構築していきたいと思います。

8GBのメモリを搭載したChromebookを自作するには、以下の手順を踏みます:

  1. 適切なUSED PCの選定:

    • メモリ8GB以上搭載のPC 4GBでも十分動作しますが、8GBあれば快適です。

    • Intel製CPUを推奨(第4世代以降のCore iシリーズが望ましい)

    • SSDまたはHDD(SSDの方が高速)内蔵ディスクがなくてもUSBメモリから起動して使えます。

  2. 今回購入したUSED PCは、「【中古】NEC VKT12H-1/プロセッサーCore i5-7Y54@1.2GHz/メモリ8GB/ストレージ128GB/OS Win10/アダプタ付き」というスペックのものです。

    送料込みで7000円でした。

    Windows10 は、おそらく使いませんが、今までの経験でChromeOSはUSBメモリにフルインストールしても十分快適なので、内蔵ストレージのWindows10は残しておいて、正規ChromeOSはUSBメモリから起動して、Windows10とのデュアルブート環境を構築することにしました。

    今回、」購入したUSED PCです。

    丁寧に梱包されており、本体も使用感はありますが、非常にきれいな状態でした。





  3. ChromeOSとの互換性確認:

    • Chromium OSのハードウェア互換性リストを確認

  4. メモリの増設: 必要に応じて8GBまでメモリを増設

  5. ストレージの準備: SSDへの換装を推奨(高速化のため)
    十分USBメモリだけでChromeOSは使うことができます。

  6. ChromeOSのインストール: 後述する方法でChrome OSをインストール

使用する正規ChromeOSのBoard、CodenameをAIで特定する方法


正確なBoard(ボード)とCodename(コードネーム)を特定することは、適切なChrome OSイメージを選択する上で重要です。

また、この作業が一番むずかしいと思います。

ChromeOSの種類はたくさんあって、その中から自分のPCにあったものを探すのが時間がかかるものです。

私はAIを使って、自分のPCにあったChromeOSを探す出すのに成功しました。 AIを活用して特定する方法は以下の通りです:

  1. ハードウェア情報の収集: CPUモデルの情報を集める

  2. AIツールの利用: ChatGPTなどのAIチャットボットを使用

  3. 質問の構築: 「[CPU型番]を採用している Chromebook を教えてください。」という形式で質問

    下記のような回答がDeeoSeekから返ってきました。


    次に、Chrome100で製品名を「Ctrl+F」で検索、Board 名にあたりをつけます。

    私のPCと同じCPUを採用しているものに「HP Chromebook x360 14」とAIが教えてくれたので、検索すると

    Board 名は「dedede」であることが判明しました。



    このサイトからChromeOSをダウンロードしても良いのですが、最新バージョンではない場合があるので、

    Chromeium Dash を利用することにします。

    ここで、先程の Board 名「dedede」を検索して、ChromeOSのイメージをダウンロードしました。



    見事に私のPCでうまく動作するようになりました。

  4. 結果の検証: 上記の方法でうまく今ない場合は、複数のAIツールで結果をクロスチェック、Chromium OSプロジェクトのウェブサイトで確認

  5. 最新情報の確認: ChromeOSのリリースノートやコミュニティフォーラムで最新の対応状況を確認すると良いと思います、

正規ChromeOSをimg化してUSBメモリにインストールする方法


正規ChromeOSをUSBメモリにインストールする手順は以下の通りです:

  1. 必要なツールの準備:

    • Linux環境(LinuxMintやMX Linux ターミナルが使えるものを推奨)

    • Brunchフレームワーク

    • ChromeOSのリカバリーイメージ

    • 32GB以上のUSBメモリ

  2. ChromeOS本体イメージのダウンロード: 先ほど示したように、特定したBoardとCodenameに基づいてイメージを選択

  3. Brunchのダウンロード: GitHubからBrunchの最新版をダウンロード

  4. install.shのダウンロード: Brunchに含まれるinstall.shスクリプトを使用

  5. イメージの展開: ダウンロードしたイメージを展開

  6. ChromeOSのインストール: USBメモリを接続し、以下のコマンドを実行:

    sudo bash chromeos-install.sh -src /path/to/chromeos_image.bin -dst /dev/sdX
    (/dev/sdXはUSBメモリのデバイス名)

  7. ブート設定: PCのBIOS/UEFIでUSBメモリからの起動を設定

  8. 初期設定: ChromeOSの初期設定を完了

この作業の詳しい解説は下記のリンクをご覧になってください。

ステップバイスッテプで解説しています。

ChromeOS 132の魅力を徹底解説!快適な作業環境を手に入れよう この記事をスマートフォンで読まれている方は→ こちらから 📱 をクリックしてください。読みやすくなっています。 ChromeOS 132は、Googleが開発した軽量で高速なオペレーティングシステムです

私がChromeOSをインストールしたUSBメディアです。

コンピュータに挿しっぱなしで使っています。



もし、少しお金がかけられるなら外付けの小さなSSDがお勧めです。


正規ChromeOSの活用方法


正規ChromeOSをインストールした中古PCは、以下のような方法で活用できます:

  • Web開発環境: オンラインIDEやクラウドベースの開発ツールを使用

  • オフィス作業: Google WorkspaceやMicrosoft Office Onlineで文書作成、表計算など

  • 学習プラットフォーム: オンライン学習サービスやe-ラーニングツールの利用

  • メディア視聴: YouTube、Netflixなどの動画ストリーミングサービスの利用

  • Android アプリの活用: Google Play Storeからダウンロードした多様なアプリの使用

  • クラウドストレージ連携: Google DriveやDropboxなどのクラウドストレージとの連携

  • リモートデスクトップ: Chrome リモートデスクトップを使用した他のPCの遠隔操作

  • 軽量サーバー: 家庭内サーバーやテスト環境としての利用




サクッとまとめると


*まとめ
7000円のUSED PCに正規ChromeOSをインストールすることで、驚くほど高性能なChromebookを手に入れることができます。

この方法は、コストパフォーマンスが高く、環境にも優しいソリューションです。

正規ChromeOSの活用には多くの利点があります。セキュリティの強化、軽量で高速な動作、Google Play Storeへのアクセス、そしてGoogleのエコシステムとの優れた連携性などが挙げられます。

さらに、古いPCに新しい命を吹き込むことで、電子廃棄物の削減にも貢献できます。

インストール過程は少し技術的な知識を必要としますが、手順を丁寧に追えば、PCに詳しくない方でも実行可能です。

そして一度セットアップが完了すれば、Web開発、オフィス作業、学習、メディア視聴など、多岐にわたる用途で活用できます。

この記事で紹介した方法を試してみることで、あなたも驚くほど高性能なChromebookを手に入れることができるでしょう。

7000円の投資で、最新のテクノロジーを体験できる素晴らしい機会です。ぜひチャレンジしてみてください!