ChromeOS 131を外部メディアにインストール その新機能と活用法: セーフティリセットで快適なChromebook体験を [ 画像 動画あり ]!
特に注目すべきは「セーフティリセット」機能で、これによりChromebookの安定性と使いやすさが格段に向上しています。
私自身、この新機能を試してみて、システムのトラブルシューティングが驚くほど簡単になったことに感銘を受けました。
また、フラッシュ通知機能の追加により、重要な通知を見逃すリスクも大幅に減少しました。
ChromeOS 131は、日々の作業効率を高めたい方や、テクノロジーに不安を感じる方にとって、まさに救世主のような存在です。
この記事では、ChromeOS 131の新機能を詳しく解説し、その活用法をご紹介します。Chromebookユーザーの皆さん、ぜひ最後までお読みください。
ChromeOS 130とChromeOS 131の違い
ChromeOS 130から131へのアップデートでは、いくつかの重要な変更が加えられました。主な違いは以下の通りです:
セーフティリセット機能の導入
ChromeOS 131の最大の特徴は、「セーフティリセット」(ChromeOS Back To Safety)機能の追加です[1]。
この機能により、システムが不安定になった際に、OSを再起動することなく以前の安定した状態に戻すことができます。
フラッシュ通知機能
ChromeOS 131では、新たに「フラッシュ通知」機能が追加されました[1]。
この機能を有効にすると、通知があった際にスクリーンが点滅し、重要な情報を見逃すリスクを軽減できます。
Quick Answersのスタイル更新
生成AIを活用したリーディングアシスタント「Quick Answers」のスタイルがアップデートされ、より使いやすくなりました[1]。
セキュリティ強化
ChromeOS 131には、様々なセキュリティ修正が含まれており、システムの安全性が向上しています[1]。
ChromeOS 131を活用する意義
ChromeOS 131へのアップデートには、以下のような重要な意義があります:
システムの安定性向上
セーフティリセット機能により、システムの不具合やトラブルに迅速に対応できるようになりました。
これにより、Chromebookの安定性が大幅に向上し、ユーザーのストレスを軽減します。
作業効率の改善
フラッシュ通知機能や改善されたQuick Answersにより、重要な情報の見逃しを防ぎ、効率的に作業を進めることができます。
セキュリティの強化
最新のセキュリティ修正が適用されることで、より安全にChromebookを使用できるようになります。
ユーザビリティの向上
新機能の追加により、Chromebookの使いやすさが向上し、より多くのユーザーにとって魅力的なデバイスとなります。
正規ChromeOS 131を外部メディアにインストールする方法
ChromeOS 131を外部メディアにインストールする方法は以下の通りです:
ChromeOSを外部メディアにインストールすることで、既存のPCをChromebook化することが可能です。
以下はその手順です。
- 準備
- LinuxがインストールされたPCまたはLinuxのbootableUSB(LinuxMint MX Linux推奨)
- 16GB以上のUSBメモリまたは外付けSSD
- インターネット接続
インストール手順
1. ChromeOS本体イメージのダウンロード: ChromeOSの本体イメージをダウンロードします。
2. Brunchのダウンロード: GitHubからBrunchの最新版をダウンロードします。
3.
4. イメージの展開: ダウンロードしたイメージを展開します。
5. ChromeOSのインストール: USBメモリまたは外付けSSDを接続し、ChromeOSをインストールします。
6. ブート設定: PCのBIOS/UEFIの設定を変更し、作成したメディアから起動するように設定します。
7. 初期設定: ChromeOSが起動したら、画面の指示に従って初期設定を完了させます。
これにより、手持ちのPCをChromebookとして活用することができます。
ここでは、LinuxとBrunchを使用して、正規のChromeOSを外部メディアにインストールする手順を詳しく解説します。
私は、普段使っているLinux MX Linuxを使って、64GBのUSBメモリにChromeOSをインストールしました。
このUSBメモリからChromeOSを起動していますが、快適に利用できています。
では、一つずつ詳しく見ていきましょう
ChromeOS本体イメージのダウンロード
下記のどちらからかChromeOS本体をダウンロードします。
Chrome100 is a directory of recovery images for Google's operating system Chrome OS.
先人の解説によると、
CPUによってダウンロードするもの(Codename)が違うのだそうです。
Core i 第4世代以降なら"rammus"
Core i 第2世代・第3世代なら"samus"
AMDなら"grunt"
と書いていますが、あまり信じないほうがいいです。
自分のPCのCPUを調べて、そのCPUを使用しているChromebookが採用しているChomeOSをダウンロードするのが一番いいと思います。
それには、ChromebookのDevice Namesを一覧にしてくれている Chrome100を最初に利用するほうがいいです。
私のPCはCeleronの3955UをCPUに採用していたので、AIのCopilotで、このCPUを採用しているChromebookをリストアップしてもらいました。
残念ながら、Celeron 3955Uを使っているChromebookはありませんでしたが、3867Uを採用しているものを見つけることができました。
それが、AOpen Chromebox Commercial 2、Newline Chromebox A10 だったので、検索窓から fizz を入力、結局 fizz jax をダウンロードしました。
これ以外は、うまくいきませんでした。
zipで圧縮されているので解凍しておきます。
ダウンロードしたChrome131は、chromeos_16063.68.0_fizz_recovery_stable-channel_mp-v17.bin.zip となっていました。
Brunchのダウンロード
ChromeOS起動のために必要です。
下記からダウンロードして解凍しておきます。
最新版で問題ないと思います。
Brunchのダウンロードリンクが時々変わっているようです。
そんなときは、Googleで「ChromeOS Brunch」と検索してご利用ください。
現在の最新バージョンは, Brunch r131 stable 20241226 です。
ChromeOSのインストール
linuxmint(僕は MX Linuxを使いました) の適当なディレクトリにBrunch Frameworkをダウンロードし展開したいと思います。
僕がダウンロードしてきたのは brunch_r131_stable_20241226.tar.gz なので、
tar xvzf brunch_r131_stable_20241226.tar.gz
のように展開します。
または、ファイル名をクリックしただけで、展開できると思います。
次に、Chrome OSの本体のイメージをダウンロードします。ダウンロードしたzipファイルは先程Brunch Frameworkを展開したディレクトリに展開します。
unzip chromeos_16063.68.0_fizz_recovery_stable-channel_mp-v17.bin.zip
または、ファイル名をクリックしただけで展開できると思います
2GB以上の結構大きなファイルなので展開には時間がかかると思います。
気長に待ちましょう。
この時点でBrunch Frameworkを展開したディレクトリには、
chromeos-install.sh
chromeos_16063.68.0_fizz_recovery_stable-channel_mp-v17.bin
efi_legacy.img
efi_secure.img
rootc.img
が入ってるはずです。
ダウンロードしたファイルは、chromeos_16063.68.0_fizz_recovery_stable-channel_mp-v17.bin.zip と brunch_r131_stable_20241226.tar.gz のみです。
必要なファイルは、先ほどダウンロードしたBrunchとChromeOS本体のイメージを解凍した下記の反転したものになります。
インストールメディアの確認
あとは、ターミナルからインストールコマンドを実行するだけなのですが、内部ストレージのWindowsを上書きしなように最終確認をします。
外付けドライブまたは2番目以降のドライブにインストールする場合はそのドライブがsdaなのかsdbなのかsdcなのかをかならず確認してください。
これをしっかりやらないと既存のシステムを上書きする可能性があります。
ターミナルから"lsblk"のコマンドで確認するか、僕は、念の為 gparted からも確認しました。
僕がインストールした外付けのUSBメモリは /dev/sdc でした。
外付けドライブは起動のタイミング?によって変わるので毎回確認したほうがいいです。
ファイルマネージャでコピーしたファイルのあるフォルダを開く。
ChromeOSのインストール
ここまでの作業で、必要なファイルは揃ったので、インストール先のパーティションを用意します。インストール先となるパーティション(例えば /dev/sdc4)を例えば/mnt/chromeosにマウントします。 sudo mkdir /mnt/chromeos
sudo mount /dev/sdc4 /mnt/chromeos
マウントしたらいよいよインストールです。Brunch Frameworkを展開したディレクトリで、次のコマンドを実行します。
sudo apt-get update
sudo apt-get install cgpt pv
sudo bash chromeos-install.sh -src chromeos_16063.68.0_fizz_recovery_stable-channel_mp-v17.bin -dst /mnt/chromeos/chromeos.img -s サイズ[GB]
chromeos_16063.68.0_fizz_recovery_stable-channel_mp-v17.bin を rammus_recovery.bin にリネームしていれば rammus_recovery.bin に置き換えてください。
サイズ[GB]にはインストール先となるパーティションのサイズより少し小さい値をGBを単位として指定します。すでにcgptとpvがインストールされてる場合にはapt-getのコマンドラインは不要です。
これで、/mnt/chromeos/chromeos.imgにChromeOSのディスクイメージが書き込まれます。
以下、ChromeOSを実際にインストールしている様子を掲載しました。
後は、インストールが終了するのを待つだけです。
インストールが終わると、メッセージの最後の方に、grub menuentryの記述があるので、コピーして grub.cfg 追加します。
*************** grub menuentry ***************
以下省略
このファイルは、GRUBのメニューエントリに Chrome OSを追加するための設定ファイルです。
これらを、MX Linuxやlinuxmintを起動させている、grub.cfg に追加すれば、ChromeOSとMX Linuxマルチブートの完成です。
ブート設定
PCのBIOS/UEFIの設定を変更し、作成したメディアから起動するように設定します。
初期設定
ChromeOSが起動したら、画面の指示に従って初期設定を完了させます。
僕がChromeOSをインストールしたUSBメディアです。
コンピュータに挿しっぱなしで使っています。
リンク
もし、少しお金がかけられるなら外付けの小さなSSDがお勧めです。
リンク
ChromeOS 131の起動画面
ChromeOS 131をインストールしたUSBメモリ
ChromeOS 131の初期設定画面
USBメモリにインストールしたChromeOSを丸ごとバックアップする方法
ChromeOSをUSBメモリにインストールした後、その環境をバックアップすることも重要です。
以下の手順でバックアップを行います。
1. USBメモリをPCに接続: バックアップを行うPCにUSBメモリを接続します。
2. バックアップツールの準備: 専用のバックアップツールを使用しても良いですが、僕はPuppyLinuxを使いました。
3. バックアップの実行: chromeos.img をコピーするだけです。
4. バックアップの確認: 作成したバックアップファイルが正しく保存されているか確認します。
この手順により、万が一のトラブルに備えてChromeOSの環境を安全にバックアップできます。
では、少し詳しく解説していきましょう。
僕は、USBメモリにパーティションを作成し、ChromeOSをインストールしました。
そのパーティションをみてみると
ここで、必要なものは chromeos.img だけです。
これを、バックアップしたいメディアにコピーします。
次に、ブート設定を行います。: PCのBIOS/UEFIの設定を変更し、作成したメディアから起動するように設定します。
UEFIのChromeOSを起動させるためのスクリプトは下記のようになっています。
menuentry "ChromeOS 131" --class "brunch" {
rmmod tpm
img_path=/chromeos.img
img_uuid=7f4a68b9-04
search --no-floppy --set=root --file $img_path
loopback loop $img_path
source (loop,12)/efi/boot/settings.cfg
if [ -z $verbose ] -o [ $verbose -eq 0 ]; then
linux (loop,7)$kernel boot=local noresume noswap loglevel=7 options=$options chromeos_bootsplash=$chromeos_bootsplash $cmdline_params \
cros_secure cros_debug img_uuid=$img_uuid img_path=$img_path \
console= vt.global_cursor_default=0 brunch_bootsplash=$brunch_bootsplash quiet
else
linux (loop,7)$kernel boot=local noresume noswap loglevel=7 options=$options chromeos_bootsplash=$chromeos_bootsplash $cmdline_params \
cros_secure cros_debug img_uuid=$img_uuid img_path=$img_path
fi
initrd (loop,7)/lib/firmware/amd-ucode.img (loop,7)/lib/firmware/intel-ucode.img (loop,7)/initramfs.img
}
ここで、uuid などを、blkid などのコマンドで調べて、書き換えます。
blkid などのコマンドで uuid を調べる
ChromeOS 131の活用方法
ChromeOS 131の新機能を最大限に活用するためのヒントをご紹介します:
セーフティリセットの使い方
- 「設定」アプリを開く
- 「システム設定」ページに移動
- 「セーフティリセット」オプションを選択
- 画面の指示に従って実行
セーフティリセットは、以下の問題解決に効果的です[2]:
- 不要なポップアップの削除
- ネットワーク問題の修正
- その他の予期しない問題の解決
フラッシュ通知の設定
- 「設定」アプリを開く
- 「スクリーン補助」→「音声、字幕」に移動
- 「点滅による通知」オプションを有効化
注意: 光に敏感なユーザーは使用を控えることをおすすめします[1]。
Quick Answersの活用
- テキストを選択
- 右クリックメニューから「Quick Answers」を選択
- AIによる解説や関連情報を確認
定期的なアップデートの確認
- 「設定」アプリを開く
- 「ChromeOSについて」画面に移動
- 利用可能なアップデートを確認し、適用する
サクッとまとめると
*まとめ
ChromeOS 131は、Chromebookユーザーにとって非常に重要なアップデートです。
セーフティリセット機能の導入により、システムの安定性が大幅に向上し、トラブルシューティングが格段に容易になりました。
フラッシュ通知機能は、重要な情報を見逃さないようにサポートし、作業効率の向上に貢献します。
また、セキュリティ強化により、より安全にChromebookを使用できるようになりました。
これらの新機能を活用することで、Chromebookの使用体験が格段に向上し、日々の作業や学習がより快適になることは間違いありません。
特に、セーフティリセット機能は、システムの問題に悩まされることなく、スムーズに作業を続けられる環境を提供してくれます。
ChromeOS 131へのアップデートは、単なる機能追加以上の意味を持ちます。
それは、Googleが継続的にChromebookの改善に取り組み、ユーザーのニーズに応えようとしている証でもあります。
今後も、ChromeOSの進化に注目し、新機能を積極的に活用していくことで、より生産的で快適なデジタルライフを実現できるでしょう。
セーフティリセット機能の導入により、システムの安定性が大幅に向上し、トラブルシューティングが格段に容易になりました。
フラッシュ通知機能は、重要な情報を見逃さないようにサポートし、作業効率の向上に貢献します。
また、セキュリティ強化により、より安全にChromebookを使用できるようになりました。
これらの新機能を活用することで、Chromebookの使用体験が格段に向上し、日々の作業や学習がより快適になることは間違いありません。
特に、セーフティリセット機能は、システムの問題に悩まされることなく、スムーズに作業を続けられる環境を提供してくれます。
ChromeOS 131へのアップデートは、単なる機能追加以上の意味を持ちます。
それは、Googleが継続的にChromebookの改善に取り組み、ユーザーのニーズに応えようとしている証でもあります。
今後も、ChromeOSの進化に注目し、新機能を積極的に活用していくことで、より生産的で快適なデジタルライフを実現できるでしょう。
Citations:
[1] https://helentech.jp/how-to-use-safety-rest-chromebook/
[2] https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1648113.html
[3] https://chromebook-letter.com/chromeos-adds-safety-reset-function-as-pre-step-powerwash/
[4] https://helentech.jp/how-to-use-flash-notifications-chromebook/
[5] https://keywordmap.jp/academy/h1-tag/
[6] https://www.maxmouse.co.jp/tips/2024/1029_6/
[7] https://x.com/Helen_Tech/status/1868165700604596424
[8] https://helentech.jp/news-49097/
[9] https://lucy.ne.jp/bazubu/how-to-use-h-tags-3-26344.html
[10] https://helentech.jp/news-57179/
[11] https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2412/20/news161_2.html
[12] https://www.geo-code.co.jp/seo/mag/htag-merit/
[13] https://developer.chrome.com/blog/new-in-chrome-131?hl=ja